HPLC分析における分離度 [2025/06/21]

5e434da8 ef09 4a5e b453 8c34363878f4

HPLCの分離度と定量限界 分離度(Resolution) HPLCにおける分離度(Resolution)は、隣接するピークの分離状態を定量的に表す指標であり、以下の参考文献に基づいて定義されています。 日本薬局方(第十八改正)では、分離度が1.5以上であることが、「隣接するピークが完全に分離している」とされる基準の目安となっています。 また、JIS K 0124:2011(高速液体クロマトグラフィー通則)においても、分離度の定義および評価法が規定されており、試験法の妥当性確認の一環として用いられます。 分離度の算出には以下の式が一般的に用いられます(詳細は参考文献を参照): Rs = 2(tR2 – tR1) / (w1 + w2) tR1, tR2:各ピークの保持時間(早い順) w1, w2:それぞれのピーク幅(ベースライン幅) ・・・

…(閲覧できる本文はここまでです.続きは無料登録でご覧いただけます)

この記事の続きは、無料会員にご登録いただくとご覧になれます。

ログイン

または

無料会員登録