はじめに rAAVを特異的に精製が可能なAffinity resingの紹介です. rAAV (recombinant AAV)は、天然に存在するAAV(ウイルス)を遺伝子改変したものです。一般的にウイルスの電荷は負であるため、精製純度を高めるには物性を利用して陰イオン交換体に吸着・溶出(AEX)させてる手順で可能です。しかし、負の電荷を持っている物質は、精製対象となるウイルスを含む培養液には,多種多様な不純物が含まれています.そのため、このAEXは特異的な精製方法ではありません。そこで、特異的にAAVに結合性を有する精製基材が求められています。 特異的な精製基材 AVB Sepharose (TM) によるsf9細胞由来のrAAVの精製 以下は,サンプルとしてバキュロウイルスで発現させたAAVを使用し,AVB Sepharoseを用いた精製手順です. Sf9 ・・・
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